14.8.07

Grasse, Fri. July 27th - creating seeweed & ginger perfume

*** translation in progress ***

7/27(金)- 海藻と生姜の香水


(クラスの集合写真。Cabrisのレストランにて)

いよいよ最終日。
2週間のうち特に後半は体が慣れたのか、時間が飛ぶように進みました。

朝いちのテストは、10問中4問正解。
鼻よ、起きるのが遅いぞー。起きろ、起きろー。

その後また別なシプレのスキーム作り。
こんどは15種類の香料の配合を当てていきます。
1回目の推測からかなり理想値に近く、3回目で全部当たり、
また一番に合格。
すっかりコツを掴みました。

「アーティスティックな仕事をしてる人は、鼻の仕事に通ずるものがあるのよ。」
とロレンスも言っていました。

先週金曜日のように、シモンの積極的な行動のおかげで
なんとなくオリジナル香水の創作活動の時間になりました。
これもまた先生がやりなさいと言ったわけではないのですが。

ふむ。
わたしはいわゆる香水作りには、それほど興味がない。
なので my香水 を作りたいという欲求はそれほどないのだけど、
でも、香りのアコードのマジックはとてもおもしろい。
それなら、自分で香りを抽出した経験もある
海藻(seaweed)オイルを中心にしてアコードを作ってみようではないか。

パレットに乗せる色を選びながらスキームを作っていくのですが、
先生に相談しても難しい顔をし、
「これは私もなんとも言えないわ。やりながら足していった方がいいでしょう。」
とのこと。
そこでシンプルにまず、海藻とウッディ系を中心にパレットを構成。
そこにジンジャーといった周りの色を乗せていく。
少しずつ、少しずつ足して・・・
その香りの色の変化を観察するのはとても楽しい作業でした。
やっていくうちに、単なるアコード以上のもの、「香水」なっていくのです。

シスタスを入れ過ぎてしまったが、後へは戻れず。
いろいろ誤摩化して、これ以上私には無理だわ、というところまで調合。
海藻オイルはもともとが真っ黒なので、
仕上がった香水も真っ黒、これにはクラスメートもビックリ。
先生からはこんなコメントをいただきました。
「ちょっとシスタスが強すぎるけど、
誰もやったことのないおもしろい挑戦をしましたね。why not。」

授業後、カンヌに行ってビーチで泳ごうと思っていたのだけど、
創作を始めると止まらなくなってしまい(職業病)、
けっきょくヨーコちゃんのホテルのバルコニーでアッコちゃんも一緒に
ワインとビールで打ち上げをしました。


(帰り道。グラースの大聖堂)

それぞれいろんな希望や不安、夢や現実を抱えながら、
それをバネにして、この調香師研修に臨みました。
それを共有して、消化して、
また明日元気にそれぞれ次なる目的地に旅立って行きます。
みんなこれからの人生でこの経験をどう生かすのでしょう。
とても素敵なクラスメートたちとのご縁を大切に、

これからもますます切磋琢磨しようと思います。


(フランスに出発前、Senが私にしたためてくれた手紙。もうすぐ会えると思うと、この晩は興奮気味でうまく寝れなかった・・・。)

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